「恐怖の王国」 京都大学准教授パビン氏が怒りの寄稿
2014年のクーデーター直後、当局から不敬罪を問われ、日本で難民申請をした京都大学准教授のパビン氏。家族がタイ国内で当局から嫌がらせを受けていることもあり、普段は抑制気味に国王や軍政の批判をFacebook上で行っている。
そんなパビン教授が最近、国王批判の度合いを一気に強めている。国王とグルになっているタイ当局がパビン教授のFacebookにアクセスすると、不敬罪を適用するとの声明を発表したからだ。
教授はワシントンポストを含む複数のメディアに怒りの寄稿をしているが、特に、4月18日付の記事Kingdom of fearは一読に値する。前国王プミポンとは対照的に、ワチラロンコーンがいかに恐怖で側近たちを支配しているかを詳細につづっている。
少なくとも4人の側近が殺されたこと、内一人が王室内部にある牢獄で殺され、隣接の火葬場で焼かれたこと、そして、自身のFacebookへの関りを当局が禁止したことなどにも触れている。
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