タイ国王弾劾ブログ

隠し通せると思うなよ。

タイ国王が宿泊するドイツのホテル前で、タイ人女性3名が抗議活動

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2006年9月19日に発生した軍事クーデータから11周年の昨日、タイのバカ国王が事実上定住しているドイツ・ミュンヘンのホテル前で、タイ人女性3名が抗議声明を読み上げた。

3人のうち1人は、不敬罪を問われ2010年に亡命したJunya Yimprasert氏。彼女は今年4月にも、ミュンヘン郊外のバカ国王邸宅前で抗議活動をしている。抗議文で彼女は、民主主義・基本的人権の尊重、不敬罪の廃止、公正な総選挙の実施などを求めている。

His Majesty King Maha Vajiralongkorn Bodindradebayavarangkun - RESPECT for DEMOCRACY

私もこれに完全に同意する。特に、バカ国王の犯罪を覆い隠すためだけに存在する不敬罪の廃止を切に願う。この男が実際に何をやっているのか、私は知っている。絶対に止めなければならない。

来月25日~29日にかけて、父プミポン前国王の葬儀とヤツの戴冠式が執り行われる(追記:戴冠式の日程はいまだ未定)。日本からは秋篠宮ご夫妻が出席される予定。この犯罪者が仕切る行事に、我が日本からも代表者を送るのは、なんとも言えぬ思い。

ヤツは今月24日に1日だけタイに戻り、その後再びドイツへ。1日だけしか本国に戻らんとは相変わらずふざけている。世界中から国賓の集まる来月は、さすがに式典の2週間前に戻ってくるようだ。

不敬罪廃止を求める請願書

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King of バカヤローこと、タイのワチラロンコーン。

この茶番劇をいつまで続けるのだろうか。狂気の国王ワチラロンコーンが、王室の閉じられた扉の向こう側で行っている悪事の数々を、プラユットが知らないはずがない。

9月12日、不敬罪元服役者エカチャイ・ホンカンワン氏が、暫定憲法44条を発動して、不敬罪を廃止するよう独裁者プラユットに請願書を提出した。暫定憲法44条とは、プラユットがいかなる命令をも出せる独裁者の伝家の宝刀。

「安倍独裁」と騒いでいる日本はなんと平和なことか..。

請願の理由はこうだ。先月、学生活動家のPaiが不敬罪で実刑判決を受けた翌日、プラユットは「国王は不敬罪を犯した者に対して、いつも慈悲の念を示してこられた。国王は不敬罪で罰することを望んではおられない」と述べた。ここまでの大嘘を平気でかませるプラユットは、やはり極悪人と言わざるを得ない。

ワチラロンコーンに、慈悲だとか、他人を思いやる気持ちなど、一切ない。1mmもないと私は断言できる。ヤツはそんな甘い人間ではないのだ。

さて、プラユットのおとぎ話を逆手に取ったのが、前述のエカチャイ氏だった。「国王が望んでおられるのなら、従うべきだ」として、請願の申し立てをしたわけだ。 彼の願いが叶うことは100%ないであろうが、彼の勇敢な行動力には頭が下がる思いだ。

参照:Use Section 44 to abolish Article 112: former lèse majesté convict urges junta head

英BBCが報じたタイ国王の経歴、問題の記事を日本語訳してみた

狂気の国王ワチラロンコーンの経歴を報じた英BBCの記事をFacebookでシェアしたタイ人学生に2年半の実刑判決が下された。

国王記事「共有」で実刑判決=学生活動家に不敬罪-タイ 時事通信
Thai activist jailed for two and a half years for posting BBC article ロイター

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昨年12月1日、父プミポン前国王の死去に伴い、狂気の皇太子ワチラロンコーンが第10代タイ国王に即位した。プミポン前国王が死去したのは同年10月13日。本来、直後に新国王が即位しなければならないのだが、ヤツは「国民とともに悲しみを分かち合う時間が欲しい」などと心にもないことを述べ、即位を拒否した。

その後、愛人と100人以上の家来を引き連れて、邸宅を構えるドイツに戻り、ヤツが再びタイに帰国したのは国王即位の2日前に当たる11月29日だった。国王になる前から、安定の変人ぶりを披露していたわけだが、それは国王となった今でも変わっていない。むしろ、磨きがかかっていると言ってもいいくらい…。

さて、ヤツが国王に即位した昨年12月1日、英BBCがヤツの経歴に関する記事を英語とタイ語で報じた。

12月3日、この記事をFacebookでシェアしたことが不敬罪に当たるとして、Paiのニックネームで知られる学生活動家が逮捕される。同記事はタイ国内で閲覧禁止になり、BBCタイの事務所も家宅捜索を受けるが、逮捕者は出なかった。

Paiはワチラロンコーン国王下で不敬罪を問われた最初の人物となってしまった。新国王即位後わずか3日で発せられた万能「不敬罪」。逆説的な言い方をすれば、不敬罪なしでは3日も維持することができないほどタイ王室は腐っているのだ。腐りきっている。

ワチラロンコーンが如何に狂った国王なのか?問題のBBCの記事を見ていただければ、その片鱗を窺い知ることができるだろう。同記事の内容は、一部の人間しか知らない秘密でも何でもなく、ごく一般的に知られている内容だ。ヤツの極悪行為に関して、付け加えたいことは山のようにあるが、ここでは、同記事の日本語要約のみを紹介する。

いつの日か、必ず真実を白日の下にさらす。隠し通せると思うなよ。

Profile: Thailand's new King Vajiralongkorn

พระราชประวัติกษัตริย์พระองค์ใหม่ของไทย

1952年、ワチラロンコーンはプミポン国王とシリキット王妃の初の男子として誕生した。彼は13歳までバンコクの王宮で育てられ、その後、イギリスで5年間、オーストラリアで1年間留学。カナダの軍士官学校でも4年間を過ごす。彼自身の説明によると、王宮で甘やかされて育ったため、学校の授業に付いていくのは大変だったようだ。

1972年、20歳になったワチラロンコーンは父プミポンの命により、正式に皇太子の座に就く。しかし、その後も王室の行事には一切の関心を寄せず、女遊び、ギャンブル、違法ビジネスへの関与の噂が常に消えなかった。1981年、母シリキット王妃も息子の放蕩を嘆くコメントを残している。

1977年に最初の結婚をして以来、3回の離婚・結婚を繰り返す。2014年に3番目の妻と離婚する際、彼女の両親を含む親族9人が不敬罪で逮捕される。一族と関係の深い警察高官、ワチラロンコーン側近の占い師も拘束され、両人とも直後に死亡している。また、ワチラロンコーンのボディーガードも「命令に背いた」として役職を解任され、行方不明となる。恐らくは、死亡したとみられている。

ワチラロンコーンは近年、タイ航空の元添乗員スチダー妃を同行させることが多く、彼女は王室親衛隊中佐の地位が与えられている。ちなみに、ペットのプードル犬「フーフー」は空軍大将の地位。

厳しい不敬罪が存在するタイでは、新国王の適性を公で論じることはできない。しかし、妹のシリントーン王女が国王に就く可能性は度々議論の的となってきた。

新国王の人間関係を巡っては、2001年に首相に就任して以来すべての選挙に勝ってきたタクシンとの関係も取りざたされてきた。彼はタイ保守エリート層にとって脅威の人物とされる。2014年、タクシンの妹であるインラック首相の率いる政権が、タイ国軍によるクーデターで瓦解した。代わって権力を掌握した軍は当時皇太子のワチラロンコーンと協力して、将来の国王としてのイメージを確立していく。

ワチラロンコーンがどんなタイプの王として君臨していくかは予測できない。タイは立憲君主制でありながら、国王の望みを拒否することは不可能に近い。3兆3000億~4兆4000億円(300億~400億ドル)の資産を持ち、年間収入は非課税で300億円程度(3億ドル)。タイ国軍とは別に、5000人規模の自身の軍隊をも保有する。しかし彼は、父が築き上げた絶大なる威光と尊厳を受け継ぐことはできない。それは自身で勝ち取らなければならないのだ。

タイ軍政困惑!中国がタイ国王の公式訪問を打診

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まさか、これで中国入りはないよな。

独裁者プラユット率いる軍事政権が権力を握って以来、タイと中国は急速に接近しつつある。悪徳政権の誕生を中国が見逃すわけはない。7月24日、日本でもお馴染み中国の王毅外相がタイを訪れ、プラユットらと会談した。

プラユットが発した言葉がそのまま法律になる「憲法44条」を発令してタイ軍政が強引に推し進める、中国による高速鉄道建設などについて話し合った模様。現在のタイは中国と同様、言論の自由はない。その最たるものが悪名高き「不敬罪」である。

この世界一厳しい不敬罪により、トンデモ国王の悪事の数々が覆い隠されているのだ。殺人、拷問、王室内部の秘密の牢獄など、極悪行為の数々。もちろん、2日前、タイ全土で開催された自身の誕生日式典にさえ、ドイツから帰国しなかったこともタイでは報じられていない。すべては不敬罪により覆い隠される。

24日の会談では、中泰両国の相互協力を確認したほか、中国側からプラユットを震撼させる提案もなされた。なんと、タイ国王の中国公式訪問をプラユットに打診したのだ。これには、プラユットもさぞかし困ったことだろう。

国を挙げての自身の誕生日式典すらトンズラし、ドイツで再三スキャンダラスなタブロイドねたを提供するあのバカ国王を、外国に公式訪問させねばならないのだ。当然、タイ国外で不敬罪は通用しない。訪問先が同じく独裁国家の中国であることが不幸中の幸いだろう。ヤツのあんな動画こんな写真も、中国滞在中は閲覧禁止になるのだろうか。この点は非常に興味深い。

「さすがに、外国訪問くらい無難にこなすだろう」というまっとうな意見が聞こえてきそうだが、甘い。ヤツの予測不可能な行動は、我々一般ピーポーのはるか上を行く。

1987年、当時皇太子のヤツは日本に公式訪問を果たした。この際、妻ではなく愛人を連れて行こうとして、日本側が拒否。さらに、アホ丸出しの幾多の奇行で日本側を当惑させ、予定より3日早く帰国する始末。この辺のことについては、2017年1月に米CIAが機密扱いを解除した文書の中に経緯が書かれている。また、ヤツのWikipediaページでも触れられているのでご参照のこと。

果たして、中国訪問が実現し、何事もなく収まってくれるのだろうか。ドイツから直接中国に飛んだり、例のいで立ちで空港に降り立ったりしないだろうか。

期待は膨らむ。

国王不在の誕生日式典

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写真出演にて式典に参加するタイ国王。

普通に考えたら、なんと滑稽な誕生日パーティーだろうか。本人がドイツで愛人と過ごす中、タイ国内では主役不在でハッピーバースデー♪♪ 本国に戻ることすら面倒に感じているバカ国王を、いまだ神のようにたてまつる独裁者プラユット御一行。

さすがにプラユットも内心では辟易しているだろうが、今さら方向転換するわけにもいかず、不敬罪で真実を覆い隠しつつ、日々、狂気の道を突き進む。

ところで、毎週金曜日の夜、タイ国内ではプラユットによる(強制)説教番組が放送される。 金曜日の午後にメディアに配布された原稿の一部を紹介しよう。

“As the head of state, His Majesty has conducted royal missions in the footsteps of his father. His heart is full of compassion,”

プミポン前国王の意思を受け継ぎ、我が国王は国の長として、王室の使命を果たされてきた。国王の心は哀れみで満ち満ちている”

…っええ?

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。。。。。

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。。。。!!!

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こいつのこと??

悪魔が生まれた日 タイ国王誕生日迫る

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来る7月28日、狂気の国王ワチラロンコーンが65回目の誕生日を迎える。側近に対する常軌を逸した拷問、虐待、殺人の数々。ヤツが生まれてこなかったら、そして、前国王が勇気をもって継承権をヤツに与えなかったら、どんなに良かっただろうか。

クーデターから3年が経ち、いまだ権力の座に居座り続ける独裁者プラユット率いる軍事政権は、前国王が築き上げたタイ王室の威信を最大限に活用すべく、盛大なイベントを7月28日に計画している。もちろん、プロパガンダ以外の何物でもないくだらないイベントを..。

ヤツがドイツに住んでいることも、極悪行為を働いていることも、タイ国内で報じられることはない。軍事政権と悪しき不敬罪にがっちりと守られ、ヤツはタイ王国を予測不可能な狂気の世界へと一歩また一歩と導こうとしている。

今のタイの政治状況はただのヤバさではなく、まさに狂ったヤバさであり、何が起こってもおかしくない。暴走する国王と軍事政権。当然のことながら、不満分子は山のようにいる。 バカ国王がドイツでスキャンダラスな見出しを飾るたびに、「国の恥」だと感じるまともな人々はたくさんいる。

恐怖で抑圧された人々の想いは、そのはけ口を模索しているだろう。

7月28日、恐らく日本でも大マスコミが悪魔の誕生日イベントを、軍政のプロパガンダ通りに報じると思うが、悪魔が現在進行形で犯し続ける数々の極悪行為を決して忘れないでいただきたい。

■関連記事
・悪魔の経歴:Profile: Thailand's new King Vajiralongkorn by BBC NEWS
(この記事を"シェア"したPaiは今も獄中生活を送る)

・悪魔の仕業:Kingdom of fear by New Mandala

・悪魔の世界:Dhaveevatthana prison: hell on Earth in Thailand by Japan Times

タイ国王がまたも紙面を飾る、ドイツ人少年らに空気銃で尻を撃たれる

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ドイツの空港にて。2016年7月

なぜヤツのニュースは毎回笑えるものばかりなのだろうか。ドイツでおとなしくしてればいいのに..。

6月10日23時、邸宅を構えるドイツ・ミュンヘン郊外でサイクリング中のヤツが、ドイツ人の13歳と14歳の少年らに(おもちゃの)空気銃で撃たれた。ヤツにケガはなかった模様。同事件は21日になって世界中で報じられ、日本の大マスコミも記事にしたので、ご存知の方も多いだろう。

事件については、ヤツが正式な訴えを警察に出さなかったことから、様々な情報が錯綜している。銃弾がヤツの尻に命中したとする報道もあれば、誰にも当たらなかったとする報道もある。また、家来を引き連れて半裸でサイクリングをしていたところを狙われたとの報道もある。

いずれにしろ、ヤツがドイツで少年らに空気銃で撃たれ、地元警察が現場にかけつけ、現在、事件を捜査しているという事実に間違いはなさそうだ。 日本でも読売、朝日、産経などの大マスコミが事件を報じた。

ただ、報道内容はどれも事件を淡々と述べるに留まり、その背景事情に触れる大新聞は私が知る限りなかった。 大新聞の記事を見てツイッターに投稿したとみられるコメントの中には、ヤツに同情的なものが多数見られた。

まさか、タイ国王が事実上ドイツに定住していて、タイ国内で殺人、拷問など悪の限りを尽くす極悪人だとは夢にも思わないだろう。

一方、海外メディアの報道に目を移すと、英ガーディアン紙などは、事件とともにワチラロンコーンのトンデモ国王っぷりにも触れ、日本の大手紙には見られない踏み込んだ記事を書いている。

タイ国内の報道はどうなっているかというと、国王がドイツに住んでいることは当局により秘密にされているため、タイ語BBC以外は不敬罪を恐れ一切報じていない。

事件に関するタイ政府のコメントもなし。

次は、どんな笑える事件で紙面を飾るのだろうか。