タイ軍政の大幅な権限強化を盛り込んだ新憲法、本日発布の見通し
約3週間のドイツでのバカンスを終え、本日朝タイに戻ったヤツ。本日6日、タイの新憲法に署名するためである。10日ほどタイに滞在し、再びドイツに戻り気ままな生活を送る。
タイの新憲法は昨年8月、タイ軍政が反対意見を大弾圧する中、国民投票で可決された。独裁者プラユットは、否決されても退陣することはないと宣言し、万一否決されても自分で修正憲法を書いてやるとまで言い放った。
新憲法可決後、発布まですんなり行くのかと思いきや、ヤツが待ったをかけた。国王不在時に摂政を置くと規定する条項などが気に入らず、「そんなもん必要ねー」ということで、国王の権限をさらに拡大するようタイ軍政に要請し、もちろん承諾された。
曲がりなりにも国民投票(ほんとめちゃくちゃな国民投票だけど)で可決された憲法を勝手に書き換え、しかも、修正案は国民に明示されていない。
タイ軍政の大幅な権限強化を盛り込んだタイ新憲法は今日、発布・施行される。