タイ国王弾劾ブログ

隠し通せると思うなよ。

「ドイツ人にも土下座を強要、部屋にヒットラーの肖像画」仏ルモンド紙報道

ワチラロンコンがドイツのミュンヘン空港に隣接するヒルトンホテルに好んで滞在していることは、当ブログでもお伝えしてきた。ただ、現在は、ドイツ国内に2つあるヤツの邸宅でほとんどの時間を過ごしているため、ヒルトンにはほとんどいないようだ。

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ミュンヘン空港と言えばこの写真。2016年7月

フランス・ルモンド紙は1月5日付の記事で、ヒルトン・ミュンヘン空港の元従業員の証言を掲載するとともに、ヤツのこれまでの異常な行動の数々を紹介している。

元従業員の証言以外の部分は、これまでに数多くのメディアが触れてきた内容だ。2014年から2015年にかけて3人の側近が殺されたこと、1987年来日時の騒動とその復讐行為、2007年に流出した衝撃動画、Wikileaksによって暴露された在タイ米国大使主催パーティでの異常行動など。これらのことは、あまりにも知られたことなのでここでは触れないが、元従業員の証言は初耳なのでご紹介しよう。

元従業員の話によると、ヤツがヒルトンにやってくる際、ベルリンのタイ大使館から連絡が入るのはいつも到着の数日前だったようだ。大量の荷物が運び込まれ、ホテルの大部分を占領したという。複数の愛人の姿もあったようだ。ヤツの側近はドイツ人従業員にさえ、ヤツの前でひれ伏す土下座行為を迫ったものの、ホテル側はこれを拒否。ただ、ヤツの目を見たり、話しかけたりしないことには同意したという。

「彼は生き神様として扱われ、お付きの者たちは、彼の目の動きから、彼が欲しているものを察知しなければならないようだ」と別の人物の証言もルモンド紙は紹介している。

ヤツの部屋には、彼のコレクションである車の写真がいくつも飾られていたようだが、ある日、女性従業員がヤツの部屋にヒットラー肖像画が掲げられているのを発見。ホテル側はタイ側の代表者に肖像画の撤去を求めたという。

まあ、ヤツがヒットラーを崇敬していたとしても、私は全く驚かない。むしろ当然だろう。まさか、やつがマザー・テレサを慕うなどあり得ないし。

このバカの暴走を止めるにはどうすればよいのか。日本は対タイ貿易額で中国に抜かれたものの、たしか、投資額ではいまだトップにいる。タイに最も影響力のある国の一つと言っても過言ではない。昨年9月、世耕経済産業大臣が600名からなる日本企業の関係者とともにタイを訪問し、独裁者プラユットらと面会した。

タイとの経済的結びつきを深めるのはいいことだと思うが、日本企業の方々にはぜひ、ワチラロンコンが現在進行形で犯す数々の非人道的行為を知り、そして、その極悪行為の隠蔽に努める軍事政権の実態を知ったうえで、ビジネス上の決断をしていただきたいと切に願う。